2021/09/25 19:46

こんばんは、堂谷木工製作所です。


表題の通り、長らく品切れになっていました(BASE店では新扱いですが)A5サイズの引き出しの再販を行います。
まずは人気のヤマザクラから行い、10月末までにはナラの3段/4段、ヒメコマツの3段/4段の再販を行います。
A5サイズの引き出しは、ヤマザクラ、ナラ、ヒメコマツ、そして今回は再販見送りましたがトチの4樹種あります。
4樹種それぞれ3段/4段タイプがあります。
ナラとヒメコマツは製作が進んで再販時期が明確になり次第、またこちらのBASE店でご予約開始させていただきます。

ところで引き出しの再販の話とは全く関係ないのですが、
当方先日新型コロナウィルスのワクチン1回目を接種してきました。
レアなアストラゼネカのワクチンをぶち込んでもらいました!
接種後7時間ぐらいしてから体のだるさが顕著になり、
10時間後ぐらいには強烈な寒気、節々の痛みに襲われ、その日の晩には39・6度の高熱が出ました。
久しぶりに悶絶しました、いや~でも数年前に牡蠣を食べてやられた際は40度超えて瀕死でしたので、
それに比べれば楽な方でした。
ワクチンによって罹患しても軽症で済むのであれば打ちたいと考えていたので、
数日間仕事や済まざるを得ない状況でしたが、まぁよかったのかなぁ、と。
ソースが明確ではないのですが、アストラゼネカのワクチンは1回目接種の方が副反応が強いみたいです。

まさか新型コロナウイルスで丸2年も世界が苦しめられるとは、2019年年末には考えてもみませんでした。
当方の仕事で言えば、2019年はようやく開業からの混乱を乗り越えて安定できそうな雰囲気でしたが、
翌年のコロナ禍で、ありがたいお話ではあるのですが自粛期間中のお客様からのお問い合わせがすごく、
丁度販売した食器棚の受注製作が立て続けに発生し、食器棚以外の商品を楽しみにしていただいていたお客様を置いてきぼりにし、
売れ筋も売り切らしてしまい、いちばん購買意欲の旺盛な2020年4月以降を完全に取り乱してしまいました。
半年ほどほぼ受注製作販売しかできず、本来の当方の主たる販売方法である、
作る→在庫をある程度持つ→お買い上げいただく→在庫僅少になったら再製作するというルーティンが失われてしまい、
2021年下半期になってようやく食器棚の受注製作もすべて終えて、現在軌道修正に挑んでいますが、
巣ごもり需要は2021年夏は、当方では完全に需要が干上がってしまっていました。
食器棚の受注が立て続けにあれほど続いたのは(8か月で14台作りました)、巣篭り特需の恩恵であったと今思いますが、
実質的には食器棚は作れば作るだけ自転車操業になっていましたので、完全に立ち回りで失敗したと言えます。

反省を踏まえ、しっかりと人気商品の再販を行い、
一度お買い上げいただいたお客様にも、新作を定期的に発表することで新たなご提案やご期待をいただけるようにします。
巣篭り特需2020年の余波と、2021年下半期の凪のようなこの状況を、
とりあえず半年ほどでしっかりとした販売サイクルの再構築と、
新たな価値のご提案ができるような体制づくりに向けて立て直していきます。

しばらくは既存アイテムの価格変更(材料費の増加や販売経費の増加に伴う適正価格への値上げ)
という痛みを伴う事案も進めていかなくてはいけません。
開業当時は『できる限り良いものを安く作ってたくさん売る』という事を本気で考えていましたが、
個人で製作する上で、どんなに頑張っても一月に作れる個数に限界があり、
その限界数×販売価格から、経費などを考えるとどう考えてもこの先持続できない状況か、
持続できてもまともに生活できるレベルからほど遠い生活を送らざるを得ない状況だとわかり、
生産能力や販売力、需要、価格、自身の運営などの要素がなんとかバランスの取れる部分を見極めるのに、
開業4年経ってようやく見えてきたというところです。

今回のお話は当方の内情に関する部分は、引き出しの再販には全く関係のない部分でした、失礼いたしました。
ただ、闇雲に価格を改正しているわけではなく、生産量の限界と見比べながら適切に行っております。
そこのところをご理解いただけましたら幸いです。

それでは失礼します。